設備機器の接続ケーブルに便利な結束バンドの選び方

工場の中で利用している設備機器は、他の設備機器との通信や制御などの目的で数本のケーブルで接続が行われることがあります。また、ケーブル以外にも電源コードやネット回線への接続用LANケーブルなどもあるので、メンテナンスの際に容易に作業ができるよう整理しておく必要が出て来ます。一般的に、人が歩くような場所にケーブルがむき出しになることはないけれども、スペースの都合で通路にケーブルを這わせなければならないときには、配線用ダクトなどを利用して歩行者が配線に脚を取られないような工夫が必要になって来ます。設備機器の背面には無数のケーブルが引き回されている、それぞれの配線には札を付けてどのような制御を行っているのかを分かるようにしたり、色分けなどをして各設備機器への行き先を明記しておくとメンテナンスや設備の移動の際に有効です。

複数の配線を束ねることができる結束バンドはとても便利なアイテムではあるけれども、高温になるような場所では耐熱性のある結束バンドを使う、薬品などを扱っている工場などでは耐薬性を持つ結束バンドを使うなど、それぞれの環境に適したものを選ぶことが大切です。一般的に結束バンドは樹脂素材で出来ているため、高温の場所で使っていると表面が溶けてしまうこともある、溶けたものがケーブルにこびり付いてしまうと熱により被覆へのダメージも出て来ますので、設備機器がある環境に適した結束バンドを選ぶようにしましょう。

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